「給料日前になると、財布の中がスカスカで焦る」「貯金しなきゃ…と思うだけで終わってしまう」。
そんな“貯金できないサイクル”に心当たりはありませんか?
実は、貯金が苦手な人とスムーズに貯められる人の差は、ちょっとした日常の習慣にあります。
難しい家計簿アプリや厳しい節約ルールより先に、まずは“当たり前”になっている行動を少しだけ見直すことが近道なんです。
この記事では、これまで2,000件以上の相談を受けてきた私が見つけた「貯金できない人」が最初に取り組むと効果バツグンな5つの習慣をご紹介します。
- 「今さら何から始めれば?」と戸惑っている方
- 「収入は平均的なのに貯金ゼロ…」と落ち込んでいる方
- 「将来の安心も今の楽しみも、どっちも手放したくない!」という欲ばりさん
どなたでも今日から試せるヒントばかりです。
一緒に“貯金体質”にスイッチして、未来の自分に安心とワクワクをプレゼントしましょう!
貯金できない人がまず見直すべき5つの習慣
1.支出の“許容ライン”を見える化する
私がたくさんの方とお会いしてきた中で、年収が高い低いにかかわらず、
「お金が手元に残らない人」
「しっかり貯めている人」
の違いは明確でした。
その違いのひとつは、「自分がいくら使っても大丈夫か」を把握していないことです。
ついつい、まだ入っていないボーナスをあてにしてお金を使ってしまったり、「まぁ何とかなるかな」と深く考えずにお財布を開いてしまったり…。
その結果、いざ給料日が来ても、またお金が入っても、「気づけば使い切っている」という悪循環になってしまうんです。
「自分はいくらまで使えるか」をしっかり把握して、その範囲で暮らすことが、まずは第一歩。ですが、この“ちょっとした管理”が意外と苦手な人が多いんですよね。
2.コンビニ&“ついで買い”を断つ
これは私自身も耳が痛い話なのですが、今のコンビニって本当に誘惑が多いですよね。
新商品が並んでいたり、ちょっとしたスイーツが手軽に買えたり。「ついで買い」が当たり前になっている方も多いのではないでしょうか。
でも、この“ちょっとだけ”の積み重ねが、気づけばお金を貯められない原因になっているんです。
コンビニに立ち寄るときは、「本当に必要なものだけを買う」という強い意志がとても大切です。
実はこれ、私自身も今でも意識している課題なんです(笑)。

3.“残ったら貯金”をやめて“先取り貯金”に変える
毎月、生活していて「今月はお金が少し余ったから貯金しよう」と思う方、多いですよね。
でも、その方法だと、なかなか思うようにお金は貯まっていきません。
なぜなら、今の世の中は便利すぎて、欲しいものもどんどん目に入ってきます。
「今日はちょっと贅沢しちゃおう」と思うこともありますよね。
その結果、「残った分だけ貯金しよう」という考えでは、実際にはなかなか残らないのが現実です。
あったらあっただけ使ってしまうタイプの方は、「余ったら貯める」ではなく、「先に貯めてしまう」発想に切り替えてみてください。
とりわけおすすめなのがお給料の2割の先取り貯金。
「先取り貯金」ができているかどうかで、将来の安心感が大きく変わるということです。
特に、お給料の2割を“最初に”貯金へ回してしまう人は、自然と貯金体質に近づいていきます。
最初は、「そんなことしたら生活が回らなくなりそう…」と不安になるかもしれません。でも、人は意外と新しい環境に順応できるものです。
先に貯金を分けてしまえば、「残りのお金でやりくりしよう」という意識が自然と働きます。最初はドキドキしますが、この“仕組み化”こそが、お金が貯まる人の大きな共通点なんです。
そうすることで、お金の流れが少しずつ変わっていきますよ。
4.目標と貯蓄計画を紙に書き出す
「そのうち貯金しなきゃ」と考えているだけでは、忙しさに流されて終わりがち。
貯金もダイエットや資格勉強と同じで、ゴールと道筋がはっきりしないと続きません。
そこでおすすめなのが、紙とペンを使った“見える化”。
‐ 「○○のために○万円貯める」
‐ 「毎月2万円を30年間積み立てる」
など、目的と金額を具体的に書き出します。
たとえば月2万円を30年間続ければ、2万円 × 12か月 × 30年=720万円。数字が目に見えるとワクワクしてきませんか?
実はメジャーリーガーの大谷翔平選手も、子どもの頃から目標を紙に書いていたそうです。完璧にできるかどうかより、「書く→始める→途中で微調整」の流れが大切。
失敗しても大丈夫。計画はいつでも書き直せます。
できるかどうかを悩むより、今日ペンを持ってスタートすることにこそ価値があります。

5.目的別口座でお金に名前をつける
最近、私自身がとても大事だと感じているのが、お金に「名前」をつけることです。
これは、「このお金は○○のため」「これは△△用」と、使い道ごとに分けておく方法です。
たとえば、「子どもの教育費用」「老後の生活費」「家族旅行のため」など、目的ごとに色分けして貯金してみてください。
そうすると、「これは使わずに取っておこう」という意識が自然と芽生えます。他の用途に回しづらくなるので、無駄遣いも減っていきます。
目標や目的がはっきりすると、貯金は“苦しいこと”ではなく、むしろワクワクする習慣に変わっていきますよ。

迷わず実行!読後に取りかかる3つのToDo
1.自分ルールを作る
長年のクセや習慣を変えるのは、正直なところ簡単ではありませんよね。
人間は誰でも誘惑に弱いもの。
だからこそ、「なんとなく」で変わるのを待つよりも、自分で“ルール”を作ってしまうのがおすすめです。
たとえば、
「給料が入ったら必ず2割は別口座へ移す」
「カードから積立のものが必ず引かれている」
など、自分なりのルールを決めてしまえば、悩む時間も減り、続けやすくなります。
“強制的に仕組みを作る”ことで、これまで自由に使っていたお金が、気づけば貯金へ回るようになるんです。
2.今の人生を楽しむ
「将来のために我慢しなきゃ!」と考えると、なんだか息苦しくなってしまう方もいるかもしれません。
私がこれまでお会いしてきた方々の中にも、「今を楽しみたい」という気持ちを大事にしている方はたくさんいました。
私自身も、「将来だけのために、今を犠牲にしすぎる必要はない」と思っています。
大切なのは、「今の楽しみ」と「将来の安心」の両方をバランスよく考えること。
どちらか一方だけに偏るのではなく、自分なりの配分で楽しく貯金できる仕組みを作りましょう。

3.すぐに行動する!
ここまで、「なかなか貯金できない人」に共通するポイントと、今日からできる貯金体質改善のコツをお伝えしてきました。
結局のところ、「お金を貯める」と決める自分の意識が一番のスタートです。
年収や生活環境は関係ありません。
「こうなりたい」という目標と、少しの仕組みづくりさえあれば、どなたでも貯金体質に変わることができます。

「投資」「保険」「貯蓄」…どんな方法でもOK。
まずは、“行動”してみることが大切です。
いきなり大きな金額じゃなくて大丈夫。
もし今、使っていない銀行口座があれば、そこに月3,000円や5,000円からでも“先取り”で振り分けてみてください。
「このお金は使わない」と意識できれば、不思議と無駄遣いも減っていきます。
少しずつでも「自分はできている!」という実感が、きっと貯金体質への近道になります。
まとめ
お金がなかなか貯まらない理由には、いくつかの共通点があります。
でも、意識と習慣を少しずつ変えていけば、誰でも必ず「貯まる人」へと変わっていくことができます。
まずは給料日の“2割先取り”からスタートしてみてください。
今日からできる小さな一歩を積み重ねて、未来の自分にちょっとしたご褒美を用意してあげましょう!
今日のところは以上です。