これまで多くの人の相談を受けてきて感じることがあるのですが、お金が貯まる人とそうでない人にはやはりはっきりとした特徴があると思います。
お金が貯まらない人というのは、細かい出費が多い気がしますね。
後は計算がざっくりの人が多い気がします。
そしてお金が貯まっている人は大きなことにはボーンと使いますが、それ以外には不要なものは買わないといった特徴があると思います。
お金が貯まらない人の特徴をこれまでの私の長年の相談経験からお話してみたいと思います。
目次
貯金ができない人に共通する特徴は?
お金をいくら使っていいのかを把握していない
私はこれまでに本当の多くの人とお会いさせていただいているので、年収が高くてもお金の残らない人、また年収が高くなくてもお金の残る人を色々と見てきたと思います。
やはりお金が残らない人というのは自分の許容範囲を超えて使っているか、将来に入ってくるお金を見越して使っていることが多いと言えます。
例えばボーナスに入ってくるお金を前もって使ってしまうと、当然その分は残らなくなって結果的にまた入ってきたら使うという悪循環になります。
自分がいくら使えるかをきちんと把握し、その範囲内で日々の暮らしをすることが重要です。
ただこういうことが苦手な人は意外なほど多いというのが実情です。
コンビニで色々と買い物をする
これは自分にとっても耳の痛い話ではありますが、今のコンビニは本当に色々なものが売っていて、ついつい買ってしまいがちになってしまいます。
ただこれは結局は無駄なお金を不必要に増やしているだけともいえるのです。
コンビニに行く時には、必要なもの以外は買わない、という強い意志をもって欲しいとことです。
私もこれからそうしようと思います(笑)
「残った」お金を貯蓄に回す
そして毎日の生活をして、給料が「たまたま」残った時に貯金をする体質になっていないでしょうか?
今の世の中は便利であり、すぐに欲しいものがたくさん出てきます。
またお酒が好きな人なら、今日はちょっといいお酒を飲みたいな、とかあるでしょう。
そうしているうちにお金は残るものも残らなくなります。
「残った」とか「余った」ということはこういう人には無縁のことが多いですので、最初から残る前提では考えないようにしてください。
多分あったらあった分使ってしまう人だと思われるので(笑)
お金に無計画である
そして一番問題なのが、この項目ではないかと思っています。
まず貯金をする計画を立てていないということが言えます。
計画を立てなければ、何のためにお金を貯めるのかも自分でわからなくなってしまいます。
勉強でもスポーツでも、また仕事でもダイエットでも目標がないとその地点に行き着かないのと同じです。
まずはお金を貯めるために貯めた後の計画を立てることが最も重要なことだと考えてください。
お金が貯まる体質に変えるには?
最初に貯蓄に回すお金を引き出そう
まず一番重要なのは、使えるお金を自分で決めることが重要です。
つまり給料をもらった段階で最初にお金を引いておくことが重要になります。
ただこれまでに制限なく使っていた人はこれがすごく怖いんですよね。
今までこれだけ使っていたのが、急にそれよりも少ないお金でやりくりしないといけないわけですから。
しかし、最初にお金を引き出して少ないお金だけ何とかやろうと頑張ると何とかやりくりできるものなのです。
人間というのは適応能力が非常に高いですからね。
まず怖いかもしれませんが、最初に貯蓄する部分を引いておきましょう。
計画を立てる
計画と聞くと何だか大袈裟な感じに聞こえるかもしれません。
ただメジャーリーガーの大谷選手は将来の目標設定というのを小学生の時から立てていたようです。
つまりできるかどうかはまずは置いておいて、計画を立てることが重要になります。
計画を立ててその通りに実行をして見ることが大切です。
例えば毎月2万円を貯金して30年間貯め続ける!というような計画です。
もしこの計画を立ててその通りにいけば、2万円×12ヶ月×30年=720万円を貯めることができます。
ただこのように計画を立てるだけでお金というのは、貯蓄できることを覚えておきましょう。
お金に名前をつける
そして最近私が最も重要なことだと考えていることが、お金に名前をつけることが重要なように感じています。
要するに「これは何のために使うお金」「これはこのために使うお金」とお金を色分けすることがお金を貯めて行く上で非常に重要なことになるのです。
つまりこれは目標を明確に決めるということにもなります。
例えば「子供の学費のための500万円」とか「老後のための2000万円」とかいうような感じで色分けして行くわけです。
そうすると、他の用途に使いにくくなりますし、使わない可能性が高まるのです。
結果的に今持っているお金だけで何とかしようという気持ちになり、無駄な出費はなくなるのです。
今までの習慣や悪い癖を治す方法は?
ある意味強制的に変える必要がある
これは私自身への戒めでもあるのですが、お金を浪費する生活から貯める生活に変えるにはある程度強制的に変化させる必要があります。
それはやはり人間というのは弱い生き物であり、誘惑には簡単に負けてしまう生き物であるからになります。
そうなるとやや強制的かもしれませんが、今までの生活習慣を変化させる必要があるでしょう。
自由に使えていたお金を強制的にでも貯める方向に持っていき、残ったお金で生活することを意識する必要があります。
今の楽しみも維持している方がいい
とはいえ私はそのあたりにいるようなFPさんとは違って、今の楽しみも十分に楽しんでほしいと思っています。
それはこれまで仕事をしてきた中で、将来のことを考えた方がいいというアドバイスをしても、人間は何才まで生きれるかわからないから今を楽しみたい!という人も多かったからです。
そして私はそれも非常に納得のいく話だと思いました。
将来にいくら残していても結果的に使うことができなければ意味はありませんからね。
ただ、本当にそれだけでいいのでしょうか?
何も考えずに今が楽しいという理由だけで将来のことをなえがしろにするのはこれも少し稚拙な意見なように感じます。
私は今の楽しみも将来の安心も両方を考えるべきだと思っています。
どちらかだけに傾注する必要は全くありませんので、バランスよくお金の配分を決めるのが最もいいと思っています。
お金が貯まらない人の特徴まとめ
自分の意識を変えましょう
ここまでお金の貯まらない人の話を色々としてきました。
結局のところ、貯まらない人には貯まらない理由が明確にあります。
その人の年収とかは全く関係ありません。
貯める気持ちになるか、ならないか。
将来2000万円とか3000万円を残そうと思うか思わないかが非常に大きいのです。
結果的に3000万円残そうと思って、頑張った結果2500万円しか貯めれなかったとかはあるかもしれません。
しかし残そうと思わなければ、この先もお金の貯まらない人の貯蓄額は一切増えていかないことだけは断言できます。
投資でも保険でも貯蓄でも何でもいいのでまずは始めましょう
私は実践的なFPとして活動をしているのですが、本当に多くの人は知らないことが多すぎてなかなか頭でっかちになって動けない人が多いです。
だからこそ、まずは1歩目として他の銀行の口座で利用していない口座があれば、そこに毎月三千円でも五千円でもいいので別に分けていきましょう。
そうすることで、このお金は普通に使っていいお金とは別物である、という意識が生まれます。
意識が生まれてくれると、あとはその通りに動くようになりますので、これまでの無駄遣いを減らすことにも役立つのです。
まずは小さな一歩ですが、このことを意識してほしいと思います。
今日のところは以上です。