住宅ローンは銀行やノンバンク、はたまた公的な金融機関など様々な商品があふれています。
現在のマイナス金利時代においては住宅ローンが空前絶後の金利の安さで借りることができます。
私もこれまでに住宅ローンを数度組んだことがありますので、よく知っています(笑)
今住宅ローンを借りている人はひょっとしたら見直すと金利が安くなるのでは?と思っている人も多いはず
住宅ローンをもし見直すとすれば、どうすれば最もお得になるのか考えてみましょう。
目次
住宅ローンの金利は史上空前の低金利
金利が安いので住宅ローンは借り時
少し前まで大手銀行は個人向けローンに力を注いでいなかったので、住宅ローンといっても様々な商品があるわけではありませんでした。
しかし、今はメガバンクと呼ばれる銀行においても、キャンペーン商品ですとか、色々な個人向け商品を投入するようになっています。
その個人向け商品の代表である住宅ローンという商品は20年とか30年とか35年とかいうように大変長期間の商品です。
なかには50年ローンという気の遠くなるような商品を扱っている銀行もあります。
現在住宅ローン金利は低水準で推移しています。
変動金利や固定3年などは1%近辺をウロウロしています。キャンペーン商品の中には1%をはるかに切るような商品も出ていたりもします。
今の低金利がいつまで続くかは誰にもわかりません。
もちろん私にもわかりませんし、FPにだってわかるわけがありません。
ただ、今の金利は史上最低のランクですから、下がる可能性より上がる可能性のほうが高いでしょう。
ですが正直言いまして、ここ2、3年で金利が極端に上がることは低いのではないかと思っています。(日本の景気が良くなれば別ですが…)
住宅ローンの金利はこれから上がる?
今現在は今後金利が必ず上がるものと仮定して、長期間固定金利の商品が注目を集めていますが、実際のところそれがいいとは一概にはいえません。
繰上げ返済は、住宅ローンの将来の支払利息を軽減する効果があります。
なので、手元に余裕資金がある際は、金利が低く預貯金の利息が増えない場合などは、貯めるよりも繰り上げ返済をした方が将来の返済分を着実に減らすことになります。
そうすることが金額的にも効果が大きく、家計管理を意識している家庭ではよく実施されている人も大勢いますねています。
この繰上げ返済を積極的に考えているのであれば、固定3年1%とかでその期間にできるだけ多くの繰上げ返済をすることも良いでしょう。
例えば自営業の人であれば「その3年間稼ぎまくる」というモチベーションを高めることができるのではないでしょうか。
また、共働きで3年間は何とかとにかく返済に充てるといった考え方の人もこういった金利のタイプはいいかもしれません。
ただし、繰り上げ返済するときにも住宅ローン控除を考慮する必要があります。
繰り上げ返済の手数料はいくらかチェックしよう!
繰り上げ返済するタイミングは?
また繰上げ返済手数料ができるだけ安いこともポイントだと思います。
金利が安いけれども繰上げ返済の手数料が3万円も5万円もかかれば、こまめに返済することはできないので、ある一定の金額及び一定の期間にまとめて支払わないと手数料だけでもかなりの負担を強いられると思います。
もし繰上げ返済の手数料が無料であれば、毎月たとえ1万円づつとか、本当の少額でも繰上げ返済することも可能になります。
重要なのはあなたが早く返したいという気持ちが強いのか、それとも長期間固定で安定して返済したいという気持ちが強いかで大きく変わるといえるでしょう。
ただ住宅ローン控除が多く残っている間の繰り上げ返済は現代においてはあまりおすすめできません。
住宅ローン控除は本当にありがたい制度で残高が多く残っていれば、その分現金で戻ってきますので控除制度が適用できている間は繰り上げ返済は待ってみてもいいかもしれません。
住宅ローン控除はありがたい制度
返済残高の1%の金額が減税で戻ってくる
住宅ローン控除が住宅ローンを組もうと考えている人にとって、大変有利な制度であることは間違いありません。
住宅ローンの借入金額の残高に応じて減税額が決まるこの仕組みは住宅を購入しようという人には本当にありがたい制度になります。
加えて、住宅ローン減税は、悪く言えば毎年方針がコロコロ変わる制度です。政府の景気対策で、いともカンタンに見直されることもしばしばあります。
2017年の現在の状況においては、まだ住宅ローン控除がありますので是非とも有効に活用することが望まれますね!
1%以下の金利で借りれれば繰り上げ返済はしなくてよい
住宅ローンを選ぶ際に金利や繰上げ返済の手数料をチェックするべきことは前項で説明しました。
次にここでは、住宅ローンを組む際に必要な諸費用についてお話いたします。
「諸費用」とひとことに言ってもすべての項目を答えられる人なんていません。
よくわからない、という人がほとんどではないでしょうか?
住宅ローンの諸費用は一体何がある?
諸費用や手数料を考える必要がある
住宅を購入する時に割りと大きなお金になる「諸費用」。
おおよその目安でいえば物件購入金額の数%が必要になると言われていますね。
その住宅が新築であれば3~6%、中古物件なら8~10%の費用がいるといわれます。
では実際に具体的にはどのような項目があるのか見ていきたいと思います。
では最初に必要なものを列挙してみましょう。
印紙税・登録免許税・登記手数料・火災保険・修繕積立金(マンションの場合)
などが必ず発生する費用です。これだけでざっと50万円~100万円くらいかかると思います。
ちなみに私の場合は80万円ほどかかったと記憶しています。
ここから先がどこで借入れするか、で大きく変わってくる項目です。まず真っ先に思いつくのが保証料です。
住宅ローンの保証料は銀行によって違う?
保証料というのは銀行や金融機関が子会社を設けていて、もし契約者であるあなたが支払い遅延などできっちりと返済できない時に、あなたの代わりに銀行へこの保証会社が残りのお金を支払ってくれるわけです。
でもこれは支払ってくれたからといってそれで終わりというものでは当然ありません。
その後は本人とその保証会社との間で相談し、支払いに関する取り決めを行うのです。
つまり、保証会社とは昔でいう保証人のような役割なのです。
その保証人を立てない代わりに保証料を支払って保証会社に保証してもらう、という仕組みになっています。
この保証料が本当に大きな費用負担となるわけです。
おおよそですが、3,000万円の借入れに対して、60万円くらいの保証料が必要になってきます。
よってこの保証料があるのとないのとでは返済計画及び頭金に大きな影響を与えることになります。
現在ほとんどの銀行では保証料の設定がありますが、保証料ではなく事務手数料という名前になっている会社もあります。
条件がいろいろ厳しかったりするのですが、保証料で銀行を選ぶというのも一つの大きな選択肢だと思います。
引っ越し代金や照明器具などの費用は忘れがち
次に考えられる費用としては引越し代金、照明器具、エアコンなど生活に必要な商品があります。
ただ、銀行などの大まかな計算でだしている費用にこれらが含まれているかどうかはわかりませんので、一度確認しておいた方がよいでしょう。
引越ししたけど、今度の家は部屋が増えて照明器具が足りない!なんてことがあるかもしれません。
そうならないためにも前もって準備しておく必要はありそうです!