生命保険

掛け捨ての保険は安いが相場やメリットは?保障の必要額は決め方や計算方法は?

ファイナンシャルプランナーの福田です。

「生命保険は掛捨てにしなさい!」という言葉を聞いたことがあると思います。

私もこれまで何度も

「保険に入るならできるだけ安い方がよいのですが」
「掛捨てがいいと聞いたので一番安い掛け捨て保険に加入したいのですが」

といった声をこれまで何度も聞いてきています。

本当に掛け捨て保険はいいのでしょうか?これについて少し説明していきましょう。

掛け捨ての保険は安い

掛け捨ての保険の意味は?

掛け捨ての保険というのをよく聞いたことがあると思いますが、そもそも掛け捨ての保険というのはどんな保険なのでしょうか?

掛け捨ての保険というのは、保険の中に貯蓄性の機能がなく、保険の満了ですべての保険料が戻ってくることがない保険のことをいいます。

 

掛け捨てにするならできるだけ安い保険がいい

保険に加入するのであれば、保険料は安いのに越した事はないと思いますよね。保険料は家計の中で支出に占める割合が大きい場合もあります。

ただ果たして保険に加入すべき人の全員がこの掛け捨て保険でよいのかというと、かなり疑問が残ります。

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保険も住宅と同様に人生において高い買い物の一つであることは疑いようのない事実ですね。

この大きな買い物をする時に、自分の人生設計や年収などを考慮せずに、すべて一番安い保険に入ることは本当に正しいでしょうか?

住宅を買う場合と同様に真剣に考えて入るべきであると私は思います。住宅の場合は、自分の買える範囲で、できるだけいい家が欲しいという欲求はありますよね。

どのように保険を考えればよいのか?

では保険を選ぶ際にはどうでしょうか? 保険商品というものは金融商品ですので、お金でトクしたい方や有利な商品に入りたい方にとっては、詳しく見ると面白い商品であったりもします。

また税効果なんかを考えてみても、普通の預貯金なんかより有利なケースもありますね。しかし、多くの方が詳しく調べたりすることなく選ぶ商品の最も高価なものが保険だと言えるでしょう。

ですので、テレビや雑誌などで「掛捨て保険がいい」と言われると

「掛捨てがいいんだ」

と思う方が多くなってしまうのですね。

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掛け捨て保険のメリットとデメリット

掛け捨て保険のメリットは?

掛捨て保険というのは、やめても(解約しても)お金が戻ってこない保険のことをいいます。

だからこそ保険料を安く抑えることができるのですね。

  • 保険料が安い
  • 保険料と比べて保障が大きい
  • 一定期間の保障を得ることができる

こんなところでしょうか。

では次に掛け捨て保険のデメリットを見ていきましょう。

掛け捨て保険のデメリット

では逆にデメリットを見ていきましょう。

  • 保険期間の間に何も保険給付の要件がなければ払った金額全てが捨てたことになる
  • 保険が終了して更新すると保険料が高くなる

要するに保険期間中に何かあった場合のためだけの保険であるといえるでしょう。

まあでもこれが保険本来の役割でもあるのですが(笑)

掛け捨て保険がいいのか積立型がいいのか?

保険料総額をきちんと考える

医療保険のところでも説明いたしましたが、やはり保険はコストで計算するのが最もわかりやすくてよいと思います。

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掛捨て保険の最大のメリットは保険料が安くて大きな保障を得ることができることです。

これは掛け捨て保険のもつ最大かつ最高のメリットです。

では実際にこの保険金を受け取られる方の割合というのはどれくらいいるのでしょうか?

これをお読みの方で、多額の死亡保険金を受け取られた方を知っている方はいらっしゃいますか?

掛け捨て保険というのは、何かあったときに保障をしてもらえるので、毎月安い保険料で安心を買うことができるありがたい商品です。

この商品を必要としている人にはこの選択は正しいといえます。

ただこの保険期間中に何もない場合、「保険料が全てムダになるかもしれない」という事実をよく考えていただければよいと思います。

例えば30歳の男性が、死亡保障3000万円の60歳までの保険に加入する際に毎月1万円の掛捨て保険に加入したとします。

これを1年間支払えば一年で12万円になります。

これを30年支払えばいくらになるでしょうか?そうですね360万円です。

その金額を払って60歳までに万一のことがあれば3000万円の金額が保障されるというものです。

このコスト意識を十分に持っていただければと思います。

保険を見直すにあたっては自分の家庭がどれくらいの保障額が必要なのかをきっちりと把握する必要がありますよね。

ここでは本人38歳、妻35歳、子供10歳の持家(マンション)の方には一体いくらの保障額が必要なのかを考えてみたいと思います。

38歳と35歳の夫婦で子供が一人の保障額を計算

子供様の希望進学経路  

小学校・中学校(公立)→高校(私立)→大学(私立)

都心のマンションで住宅ローンは10万円

本人 会社員 年収 700万円

妻  主婦  

子供 小学校4年生

必要保障額の考え方というのは、おおまかに教育費・生活費・葬式代くらいになりますかね。

ただ年収が700万円の人ですと、ボーナスで200万円・毎月12回分の合計が500万円くらいの割合になるでしょうか。貯金はすべてボーナスですると仮定すると毎月の手取り収入は32万円くらいになると予想されます。

  • 教育費

まず、教育費ですが、しかし、これは行く高校や大学によって大きく変わります。例えば医学部だったり、専門的な音楽大学だったり、または留学したりすると随分変わります。

ただここではそういったケースは想定せずに計算しておおよそ1000万円かかると仮定しましょう。

  • 生活費

では、次に生活費です。毎月の手取り収入は32万円くらいになると思われますので生活費が毎月30万円で生活していると仮定した場合の一覧を表にしました。

(支出)

現在の生活費 万一後の生活費
食費 60,000円 40,000円
住宅ローン 100,000円 0円
電気・ガス・水道 15,000円 12,000円
管理費 10,000円 10,000円
駐車場 20,000円 20,000円
電話・通信費 10,000円 10,000円
自動車保険 10,000円 10,000円
日用品 5,000円 5,000円
主人の小遣い 30,000円 0円
娯楽・交際費 10,000円 5,000円
生命保険 20,000円 5,000円
雑費 5,000円 5,000円
合計 295,000円 122,000円

もし万一のことがあれば、住宅ローンは団信により支払わなくてもすみますので住宅ローン代は0になります。

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また奥様が車を乗らなければもう少し安くできるかもしれません。では次に収入の部分を見ていきましょう。

(収入)

収入月額 月生活費
遺族年金期間 140,000円 122,000円

仮に上記のような支出になった場合には遺族年金だけで賄うことができそうですね。ただこんなにうまくいくとは思えませんが(笑)

それでも毎月5万円程度の収入がプラスであれば大丈夫かもしれませんね。

  • 葬式代

そして、葬式代は200万円と考えます。

必要保障額の合計は?考えるのは死亡保障だけでよいか?

教育費が1000万円の不足で葬式代が200万円とすると、合計して1200万円になります。

これに毎月5万円くらいの収入がプラスアルファであれば、なんとか必要最低限の保障は確保できそうですね。

ただ実はもっと考えなければならない問題があります。

それは老後の保障です。

ほとんどの場合、ご夫婦がお二人とも65歳以降の老後生活を迎える可能性は極めて高いと思われます。

では、一体、お二人で老後の生活を迎えた場合、一体いくら必要なのでしょうか?

死亡保障だけではなく老後の保障も考える必要あり

老後年金の不足は深刻な問題

まず、老齢年金の支給額を考えてみます。皆様は老後毎月一体いくらあれば十分な老後生活を送れると思われますか?

サラリーマン世帯に「ゆとりのある老後生活のためにはいくら必要か?」というアンケートの結果があります。

なんと、平均38万円欲しいと考えられているのですね。

まあ、38万円は難しいとしても、物価上昇などを考えた場合30万円ほどは必要であると考えられます。

一般のご家庭では月額約20万円~22万円ほど支給を受ける予定になっています。

しかしながら、年金制度について政府で論議されている通り、現在の予定額が支給されるとは考えにくい状況です。

今、よくいわれているのは、給付予定額の6割程度になるのではないかという予測があります。

満額の20万円ほど出たとしても毎月約10万円の不足が出る事になります。

毎月10万円の不足は年間で計算すると120万円、もし80歳まで生きたと仮定した場合、120万円×15年=1800万円 が不足することになります。

これをすべて退職金で賄うっことができる会社であればよいのですが…どうでしょうか?

しかもこの1800万円の不足は現在の基準で年金が20万円支給された場合です。

もしこれが6割程度の12万円の年金額になったとしたら…

考えるだけでも恐ろしいですが3240万円の不足金ということになってしまいます。これだけのお金が少なくとも不足するという事実をしっかりと受け止めてください。

よって死亡保障額よりも真剣に考えないといけないのは老後資金であるということをチェックしておいてくださいね!

あなた様はこれだけのお金を今から準備されていますか?

保険を掛け捨てにして自分で運用できる?

よくFPの方などでも、このように「保険は掛け捨てであとは自分で運用した方がいい!」と書かれているものをよく見ます。

しかしながら実際にこのFPの方たちは自分で運用しているのでしょうか?

私の知っている限りでは、このように投資は重要ですよ!と言っている人の多くの人で、実際に投資をしている人はかなり少ないですね。

私は実際にドルコスト平均法を使って運用をしています。よって保険と自分の運用を分けることは可能です。

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しかしながら、投資教育の行き届いていないこの日本において、「自分で運用したら?」というのはいささか乱暴な意見のようにも思えます。

そして私は実際に運用をして生活をしている方や、海外の金融資産で運用している方を知っています。

ただ何も知らない初心者の方が一足飛びにこのような手法ができるかといえば、

「できるわけがありません」

としかいいようがないのです。まずは少額から始めるほうがいいに決まっていますよね(笑)

保険のプロ集団である人たちに相談するのも一つの方法になります。

プロのFPへ保険を相談

ただこういった人たちに相談したあと、しっくりこないという場合には私の方へ相談をいただいても構いません。

もし私に相談してみたい!という方はお気軽にメールやLINEにて相談を受け付けております。

メール相談では本音でお伝えさせていただきますので、まずはお気軽にメールでご相談してください!

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FP福田
元大手金融期間出身のファイナンシャルプランナー お金の情報に精通し、年金不安のあるこの時代に効率的かつ無駄のないお金の残し方や貯め方を発信している。 アドバイスの内容はわかりやすいと特に女性に好評。 これまでの相談件数は延べ2000人以上で9割以上の人から指示を得ている。
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